2002年12月議会 |
このページの最後の『入間市議会議録への絞込リンク』により、 当議会の宮岡治郎の質疑と市執行部の答弁の詳細を見ることができます。 |
市民会館と中央公民館の『複合文化施設』について |
![]() 質問 宮岡治郎 @ 近隣の自治体に先駆けて、この複合文化施設が建設された事情や、当時の時代背景は。 A 長年にわたる、市民文化・交流の場の提供、文化活動の向上への貢献、をどう評価するか。 B この複合施設を取り巻く周囲の状況の変化は。 答弁 市長 @ 高度経済成長の時代で、出来るだけ国の補助金をもらおうといった発想で、複合施設にすれば、 補助金が増えるとして、大きめに造られた。発足当時は生涯学習拠点としての活動はあまり行って いなかった。貸し館的な要素が強かった。市民文化の向上を図った、全国茶品評会が開かれ、色々 な取り組み、試行錯誤があった。『8時だよ全員集合』のテレビ公開録画にも使われた。 A 音響効果が良く、色々な団体から録音会場として活用していただいた。 文化にあまり関心の無い時代に、入間市の文化向上に貢献した。 B 市民会館は、これからも箱物的なかたちでの利用となろう。 U.計画されている改修工事 質問 宮岡治郎 @ 開設以来今までの、改修工事とその成果は。 A 改修前に、市民の利用形態を考慮するか。 B 改修する目的、範囲、時期、期間、費用等は。 C 技術の進歩により、省エネ等、建物の質的な向上を伴った、諸設備の更新を期待するが。 D 建設当初の、防衛施設庁の防音工事補助金の条件による、立替や増改築等の制約は。 E 市有地の上に建つ、市の公共施設であるが、市の都市計画上の建築制限を受けるか。 答弁 市民部長 @ 平成6年度にホール客席の改修で、客席が広くなった。13年度は舞台照明の調光卓の交換で、 故障の不安がなくなった。その他ホワイエ天井の改修等がある。 A 会議室が少ない、照明が暗いという要望があり、3階の使われていない調理室を会議室に模様替 えをする。各会議室の照明を明るくする。 B 経年劣化による、電気・給排水・空調設備等、根幹部分の傷み激しい。機能維持、舞台の床の張 替えも予定。平成16年2月から8月にかけて工事をしたい。費用は総額で5億2千400万円計上 している。 C 電気設備の照明器具は省エネタイプを採用する予定。空調設備では従来暖房をボイラー、冷房を ターボ冷凍機の2系統で使用してきたが、省エネ、高効率、省電力設計の、冷温水発生器に変更する 予定。 D 法律により、鉄筋コンクリート造りで、65年の処分制限期間がある。増改築では、防音の機能を 維持しなければならない。 E 用途地域が住居地域から、第一種低層住居専用地域となった。都市計画公園の地域で、扇台の土地 区画整理事業地区なので諸々の制約がある。立替は困難な状況にある。 V.今後の中央公民館の運営戦略 質問 宮岡治郎 @ 市民の生涯学習全体の中で、今後の課題は。 A 市内の各地区公民館13館に対し、統括的な中枢機能としての役割を、どう充実してゆくか。 答弁 生涯学習部長 @ 市民文化活動団体の設立の指導、発展の支援、育成は設立以来行ってきた。諸々の生涯学習施設の 有効活用の推進。今後の市民生活を豊かにする事業の推進。元気な入間づくり、生き甲斐づくり、世 代間・地域間交流事業が課題である。 A 月曜開館の施行についても調整した。関連する施設との連携。生涯学習プラン21に基づく事業推 進。市民文化活動のコーディネーター役。市民の文化度全体を高める事業展開の推進。中心的な役割を 担っていかなければならない。 |