【入間市全域版】

2005年6月議会


《 国際交流 》

 自治体としての国際交流について

T.ドイツの姉妹都市との交流について

質問 宮岡治郎
 ヴォルフラーツハウゼン市に、市民の友好協会が成立したが、入間市側も民間主導の交流としてはどうか
 
答弁 市長
 ヴォルフラーツハウゼン市には、友好協会があるが市主導とのこと。入間市も入間市国際交流協会主導だが、実際には変わりはない。あえて今までのかたちを崩すことはない。個人間のつながりは大切なので、増やせるような仕組みをこころがけたい。市の負担については、状況によるが、可能な限り公費支出は少なくしたい。

質問 宮岡治郎
 贈呈した日本庭園の管理と活用は、どのように進むか

答弁 市長
 造園技師のイメージ通りの管理運営が望ましい。綺麗に管理されているとのことだが、-今後必要なら応援も。他の国の交流への宣伝も期待して、万全を期していきたい。


U.中国の友好都市との交流について

質問 宮岡治郎
 奉化市との交流は、国レベルの外交と違って、ひたすら友好親善に徹するべきと考えるが

答弁 市長
 国の動きは別として、市民交流として中国側にも理解を求め、進めて行きたい。

質問 宮岡治郎
 友好都市関係の締結から5年が経過するが、どのような成果が上がったか

答弁 市長
 入間市からは、国際交流協会理事訪問団、ケーブルテレビ、商工会などの奉化市訪問団などが奉化市を訪問している。奉化市からは「万燈まつり」などで入間市を訪問している。   双方の使節団は、友好都市の一箇所滞在型ではないので、密度はあまり濃くない。     

質問 宮岡治郎
 青少年の相互派遣事業も予定され、新たな分野の交流へ広がると期待するが、どのように考えるか

答弁 市長
 今まででは一番地に足が着いた交流が始まる。奉化市市長からは、歓迎に親書もいただいている。来年8月には先方からの入間市への中学生の派遣もある。本格的な「草の根交流」が動き出す、当方は人的交流、先方は経済交流で、調和を図る必要がある。

質問 宮岡治郎
 孫文から粕谷義三に送られた書状が、入間市博物館で保存されているが、友好親善に活用してはどうか

答弁 市長
 いまこの時期に、孫文を引き出して交流の機会を探るのは、時期的に適当でない。別の機会を捉えて、地道な努力の上で、意向打診の上で提案。慎重な対応が必要と考える。情報収集については、やぶさかではない。

V.入間市在住の外国人との交流について

質問 宮岡治郎
 国籍別の人数など、どのような状況にあるか

答弁 市民部長
 6月1日現在で、外国人登録者は、47カ国で1,535人。中国338人で最多。以下ブラジル、フィリピン、韓国、朝鮮、ペルーの順になっている。6カ国で、1,292人と全体の84%を占めている。

質問 宮岡治郎
 交流事業には、どのような内容があるか

答弁 市民部長
 国際交流協会の各種事業、万燈まつりでのともだち広場、各種パーティーなどがある。日本語教室も貴重な交流の場。料理教室は満員となっている。

質問 宮岡治郎
 相談業務の内容は、どのような傾向にあるのか

答弁 市民部長
 毎週定期的に、英語とスペイン語で相談を設けている。近隣市からも口コミによる相談もあり、年間70件を受けている。主な内容は、国民健康保険、国民年金、保育所の入所、就学援助の手続き、市営住宅・県営住宅の申し込み。最近、離婚やいじめの相談が増えている。 


《 教育行政 》

 学校給食センターについて

質問 宮岡治郎
 入間市立学校給食センターの、おおよその沿革、現状、課題、将来展望はどうか

答弁 教育長
 完全給食要請が高まる中、昭和51年に給食が導入された武蔵中学校区の一部が向原中になるため、昭和56年に、小学校3校、中学校6校を対象に給食を開始する。平成17年度現在、中学校10校を対象に、4,295食を供給。課題は、食中毒の防止。平成8年に、 0−157による食中毒が全国で発生。学校給食の危機となった。更にノロウイルスが出現。水はね防止のため、ドライ運用の推進。平成10年建物診断により、毎年改修工事をおこなう。とりまく環境は大きく変わってきている。今後10年の長期計画で、建替えの検討も生ずる可能性も。

質問 宮岡治郎
 食品の安全対策はどうなっているのか

答弁 教育長
 食中毒予防の三原則は、菌を、つけない、増やさない、殺す。0−157もノロウイルスも少量でも発症する。食品の中心温度を計り、加熱している。調理器、出来るだけ納品される食品は、定期的な検査を実施。職員は月2回の保菌検査。

質問 宮岡治郎
 様々な食物アレルギーに対応した献立は可能か

答弁 教育長
 誤った除去では、健康や発育に影響がある。アレルギーの原因は複数の食べ物の場合もあり、類似の症状もある。牛乳の場合は、本人の申し出で欠食扱いも。原因物質は38種類もある。そばは給食では使用せず。対応は難しい。大量調理のため除去は難しく、きめ細かい対応は難しい。 

質問 宮岡治郎
 給食の各学校への配送の体制はどうか

答弁 教育長
 厳しい基準がある。リスクをゼロに近づける努力のため、調理から食べるまでの時間を短縮。配送者を4台体制から5台体制に変更。

質問 宮岡治郎
 最近の調理数は、どのような傾向にあるか

答弁 教育長
 平成13年度から17年度の5年間で 639食減少している。

質問 宮岡治郎
 調理能力は8,000食だが、余裕はあるか

答弁 教育長
 余裕がある。

質問 宮岡治郎
 入間市立武蔵中学校の自校方式の調理を、学校給食センターに統合する考えはあるか

答弁 教育長
 考えはある。時期についは、武蔵中学校の大規模改造か建替えの時期が、合理的で最良の選択肢と考えている。

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