【入間市全域版】

2005年9月議会


《 行政全般 》

 人口減少時代の市政について

質問 宮岡治郎
 未曽有の事態をどのように捉えているか
 
答弁 市長
 今後の見通しでは、入間市も2030年の人口が137,579と、確実に減少の推計が出ている。のみならず少子高齢化が進んでいる。目先の問題では、2007年問題も取り上げられている。財政の問題もある。日本全体に入間市の問題が入ってくる。地方分権の流れでも変わってくる。年金医療、介護保険の議論を挙党体制で行うべきである。

質問 宮岡治郎
 どのような施策が考えられるか

答弁 市長
 地域間競争は無意味な面もある。市民の自律意識の中で捉えることも重要である。安心・安全の街として、しっかりとした都市基盤を整備する必要がある。健康増進の対策も地域活性化に必要。ハコモノに対する市民の批判は強い。都市基盤整備は行うが、区画整理地域は除いて、人口増加策は敢えて取らない。

質問 宮岡治郎
 従来とは逆の発想の必要性はあるか

答弁 市長
 有益性、公共性などについて熟慮する。道路の地域性にも配慮しながら、市街化区域内の未整備地域の整備が優先。また、一例として小・中学校の統廃合も。市民との協働についてはより積極的にバックアップしてゆきたい。


《 環境行政 》

 平地林の存在意義について

質問 宮岡治郎
 「緑の効用」は具体的にどう機能するか

答弁 環境経済部長
 大気を浄化し、騒音をやわらげ、塵芥を防ぎ、風をやわらげる他、ヒートアイランド現象などの緩和や保水機能など、幅広い効用がある。生き生きとした緑が与えてくれる若々しさ、清らかさ、安らぎなどは精神的にも大きな効用がある。 しかし、都市化が進み、自然環境は変わり、緑は減少しているもの事実である。

質問 宮岡治郎
 特に加治丘陵と狭山丘陵との地理的な関連で、鳥類分布調査はどのように反映しているか

答弁 環境経済部長
 比較的緑豊かな地域であると認識している。鳥類は環境の指標動物といわれているが、緑地の減少とともに数は総じて減少に傾向にある。特に平地林を含む樹林を好むホオジロ、イカル、オナガなどの身近な鳥の減少が目立っている。

《 道路行政 》

 西武線仏子2号踏切(太陽繊維前)
及び周辺道路の改良について

質問 宮岡治郎
 危険な道路として安全対策は

答弁 建設部長
 平面上も丁字型で変則的、更に地形的にも高低差があり水路が接近している。道路改良を含めて難しい。他の踏切を含めて、地域全体を慎重が検討 一方通行が考えられるが、近隣や通行者の合意が出来なかった経緯も聞いている。

質問 宮岡治郎
 市全体の中央部を南北に縦貫する幹線道路の一区間として、都市計画道路への検討は

答弁 市長
 何もして来なかった分けではない。「街づくり研究会」で議論していただいた。総意としては、区画整理はそぐわなかった。都市計画法上、部分では計画は認められない。厳しい部分改良については、総合的に考えないと交通事情の改善が図れない。個人の財産権の抑制もあるので、抜本的な解決策が思い当らない。

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