【入間市全域版】

2008年3月議会 一般質問


《 交通行政 》

地下鉄「副都心線」について

東京地下鉄「副都心線」池袋〜渋谷間は6月14日に開業し、西武池袋線にも乗り入れる予定である。

質問 宮岡治郎
 そこで、「副都心線」を出来るだけ飯能始発・終点とするなど、入間市内各駅から乗降する市民の利便性向上のために、入間市から鉄道事業者に働きかけるべきと考えるが。 

答弁 市長
 地下鉄副都心線については、平成18年度に埼玉県のまとめで要望している。西武池袋線については予定として、検討がなされている。今後実現に向かって我々も努力してゆきたい。再度確認では、相互直通運転の計画はある。区間やダイヤなどの細部についてはまだまだ煮詰めなければならないが、前向きな検討と理解している。
 飯能〜渋谷間は実現するよう努力して行きたい。ダイアプラン4市が関わりを持っているので、総体的な取り組みとしたい。


質問 宮岡治郎

 それは、入間市の駅周辺土地区画整理事業の成果を、確実にするためにも、適切で有意義な方策と思うが。
 
答弁 市長
 まちづくりにおける公共交通の位置は重要で、色々な形での鉄道の乗り入れは、人口増加策などでプラスになると思う。既に地下鉄有楽町線が乗り入れて、活用されている。


《 文化行政 》

「旧黒須銀行」の保存と活用について

質問 宮岡治郎
倉庫の解体について

1. 倉庫解体の理由は
2. 解体に際して、建物の構造などの調査を実施したか
3. 所蔵品の移転先は
4. 倉庫跡地をどのように利用するのか

答弁 生涯学習部長
@ 築約百年で屋根瓦の損傷、土壁の崩落が進み、建物内部の資料の保存、周辺への二次災害が心配されるため。

A 詳細な調査はしていないが、銀行が担保にした繭の保管した蔵で、大きな土蔵である。東海大学工学部の研究室で、実測調査と写真撮影をしていただいた。後日ご提供をいただく。新たな発見では、部材が上質で良好、屋根瓦は地元の小谷田瓦、壁土は7回位塗り重ね丁寧に作られている。

B 内部保管の所蔵品は、旧二本木公民館に移動した。

C 倉庫跡地は、倉庫の基礎や柱の土台石を現状の位置で保存。また、屋根から下ろした瓦の保管場所、公開時の臨時駐車場として活用を考えている。


質問 宮岡治郎
旧黒須銀行(本体)の保存と活用について

1. 現状での保存・活用は
2. 移転するのか
3. 建物の歴史的価値や公共的な活用方法は可能なのか
4. 本体の修理について
5. 建物の備品の保存は
6. 現地に建て直してはどうか
 
答弁 生涯学習部長
@ 1909年建設で、1965年より郷土民芸館として一般公開、1982年に入間市に寄贈され、1990年指定文化財に指定。
現在1994年博物館開館に伴い閉館。年1回10月20日に公開し、昨年220人の見学者。西側の壁の崩落、北側屋根の雨漏り、四隅の柱の腐食で、応急措置をしている。無人で老朽化早まるので、公開日を増やすなど、維持管理につとめたい。

A 1990年の審議会の答申で、博物館への移築復元構想が示される。厳しい財政状況の中で、現地での活用保存で検討したい。

B 現地は黒須地区の中心的な由緒有る立地で、周辺の歴史的景観を高める。歴史地区で活用できる。土蔵造りの銀行建築として希少価値があり、内部について商業資料展示、地域住民の利用出来る空間として整備を検討したい。

C 本体修理では、外観については黒塗りの土蔵に復元、内部については活用のし易さに配慮した改装施す。修理の方法を検討する必要がある。 

D 備品関係は、ほとんど博物館で保管展示している。

E 倉庫跡地への建直しは、道路と歩道橋から離すのが活用の観点からは望ましいが、
  引き屋などの方法も検討したい。


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