【 西部地域版 】 |
2003年6月議会 |
このページの最後の『入間市議会議録への絞込リンク』により、 当議会の宮岡治郎の質疑と市執行部の答弁の詳細を見ることができます。 |
入間市地域の産業功労者で、昭和初期の長引く不況下にあって、輸入品のレースを輸出品へと転ずるなど、画期的な業績を上げた『平仙レース』創業者の平岡仙太郎氏の、調査研究や展示について。 |
質問 宮岡治郎 (1)『平仙レース』をはじめ、入間市地域の繊維産業について、調査研究をどのようにしているか (2)平岡仙太郎氏という人物は、どのような社会的評価をうけているのか。また、入間市では、どのように取り上げてきたか (3)平岡仙太郎氏をはじめ、入間市地域の近現代の歴史に多大な功労を残した人物について、今後、どのように調査研究や展示・公表をしてゆくのか 答弁 生涯学習部長 (1)江戸時代から川越唐桟や野田双子など繊維産業の盛んな地域として知られる。養蚕業や織物業全般に関わる民具、帳簿、文書、写真などを調査分類。引き続き調査を図ってゆきたい。常設展示では『石川組製糸』や『平仙レース』の資料を展示。特別展なども開催。 (2)レース産業を興隆し国益の進展に貢献。県政では県議会議長として尽力。地域においては、篤志家としても評価されている。埼玉人物事典などに収録。入間市でも、冊子などで紹介している (3)今後も継続的に調査研究。展示で紹介し、資料閲覧室、情報センター室で情報提供を進めたい。博物館紀要やマスコミへのPR、更に学校教育支援講座で公表してゆきたい。
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市の公共施設や敷地内に功労者の胸像を設置する判断基準について |
質問 宮岡治郎 (1)特に大きな功績があった人物であることが条件のようだが。 従来の設置の経過はどうなっているか。 (2)平岡仙太郎氏は、国にあっては外貨獲得、埼玉県にあっては、県会議員・議長を歴任、地域にあっては産業立地と雇用の拡大、地元自治体に対しては、教育や防災への多大の寄付など、幅広い貢献がある。『入間市文化創造アトリエ』の来訪者に、建物の歴史的背景を知ってもらい、地域への理解を深めてもらうためにも、織物組合理事長として、埼玉県繊維試験場を招致した平岡仙太郎氏の既存の胸像を、跡地の『入間市文化創造アトリエ』敷地内に移設することは妥当であると考えるが。 答弁 市 長 (1)粕谷義三氏の立像と、桑田愛三氏、三吉道雄氏、水村仁平氏の胸像がある。名誉市民というのが大きな要素で妥当、遺族の寄贈の申し出による。我々が顕彰するかたち。 (2)他の功労者の方々もおられ、何らかの基準を置いて取り扱われるのが真の顕彰である。拡大すると色々な問題も生じて来る。博物館で実態を顕彰して行くのが妥当。設置は難しいし、議論を大きくすべきではなく、より慎重に扱わなければならない。 賛成しかねる。 |
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